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しろくろしろくろ。
     

そうやって一つになるんだ。


ただなんでもない。

ただここにある。

ただここに生きてる。

ただそれだけの話。

「ねぇ、君は今何が欲しいの?」

そう男が笑顔で言った。

何・・・ねぇ。

「なんだろう。欲しいものならいくらでもあるわ。お金、名声、愛、もうこの世のすべて。いくらだって欲しい。」

「欲張りだね。」

男はそう続けた。

「そうかな。誰だって手に入るんだったら全てを望むんじゃないの?」

「うん、確かにそうだね。しかし、それだけのものを手に入れるには、同等に値する代価が必要ってのがこの世の中なわけだ。」

「そうね。・・・で?何が必要なの?」

「なに?もしかして乗り気なの?」

大して驚いてもなさそうな様子で男は笑った。」

「わかってるくせに。まぁ、あなたが本当にそれをあたしに渡すことができるんならね。」

「できるよ。」

口元がぐいいっとあがって、男の眼が細くなる。

「条件は?」

「僕とひとつになって。」

「・・なっ・・!」

明らかにあたしの引いた様子を見て男がまた笑った。

「あははっ。違う違う、そういういやらしい意味でじゃないよ。」

そういって冷たく冷たく笑った。

「そんなので足りるはずないでしょ?」

「・・・っ・・。」

「何一つ変わらない、そのままの意味。僕と一つになって。」

頷けば白い視界。

真っ黒な渦。

先の見えないトンネルのような。

入口のない部屋のような。

そうして。

そうして。



そうして僕らは一つになった。



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